Fallen Enchantress: Weapons


 以前Kael(Derek Paxton)が、武器についての調整をするとフォーラムに書いていましたが、今回はそのあたりについての情報が書かれています。以前、私が消化不良になっていると指摘していた、武器種類と防具種類の相性による補正関連です。


Fallen Enchantress: Weapons @ 公式フォーラムより


 現在、E:FEでは17種類の基本武器を含め、124の武器がある。基本武器は、兵に装備させる一般的なものだ。E:FEでの、デザインの目標の一つはあらゆる武器の価値と違いを明確にすることだ。ブロードソードの代わりにメイスを、またスピアの代わりにダガーを使いたくなるような理由がある。
 達成には、より多くの奥行きを武器に加え、攻撃評価以外の差別化が必要だった。以下は武器Statのスプレッドシートで、新しい情報も載っている。ここで、私が示したかったのは個々の武器比較のステータスだ。


Type:武器のダメージタイプ。

 防具はダメージタイプにより、防御力が異なるアビリティを持つ。
プレートメイルは殴り(Brunt)武器に、チェインメイルは斬り(Cutting)武器に有効だ。
エレメンタルタイプもまたダメージタイプであり、魔法武器ではファイア、ライトニング、コールド、ポイズン攻撃が行え、魔法防具やアイテムで、それらの攻撃を防御する。

Armor Piercing:防具貫通で、防御力が1/3になる。

 貫通武器:スピア、パイク、ユーロングボウは重防備の敵に優れた効果を持つ。

Strength Mod:ユニットのSTRボーナス修正(Modifier)

 100はSTRボーナスで2倍になるという意味だ。(Trogの巨大Maulは凶悪だ) ShortbowにはSTRボーナスはまったくない。

Production:武器が及ぼす追加生産時間

 高度な武器を持たせた多人数グループを生産する時、生産時間短縮施設(weaponsmith)を利用するのは良いアイデアだ。

Weight:E:FEには重量制限がある。

 最大の理由は単純に、すべてのユニットが最強の武器と防具を装備するようなことがないようにだ。いずれかの時点で、大型のMaulか、タワーシールドか、フルプレートメイルかの決定を迫られることになる。特にレイス(Wraiths)でプレイしているときは顕著だろう。(E:FEではベースStatは派閥単位で決まっているので、Trogは他の種族より多くの装備を持ったまま逃げることができる)騎乗動物は、運搬キャパを増やしてくれるという点においても、(移動力増加以外にも)手に入れ、追加防具や大きな武器を装備するため欲しくなるだろう。以前のジャーナルで述べたTrait(特徴)をユニットに付けることができるので、重防具と大型武器の兵をデザインしたいなら、STRのTraitを準備しておくことになる。Trait選びはどれもクールなものだから比較しながら決めていくのは、とても難しいことだろう)

Combat Speed:E:FEでの各戦闘タイミングは、全ユニットのCombat Speed をイニシアティブに加えて算出する。

 ユニットはイニシアティブが100になったら、行動を起こす。(これはゲームの裏側で計算されるもので、プレイヤーは単にユニットのキューに行動指示をしていくだけです) Combat Speedが高いユニットは行動の頻度が高くなる、それはクリーチャーの速度なみになる場合もある。基本速度は12ですが、ダガーならさらに速くなるなど武器は速度に影響を与える(例えば、魔法キャスト専門ユニットならダガーやスタッフを持つべきで、Maulは持たないほうがいい)


 これらは、基本武器の話で、始まりの部分でしかない。武器の奥行きが加えられたことで、今、本当に魔法武器に夢中になっている。我々は危険な世界を作っており、プレイヤーが危険を犯して探索するには理由が必要だ。1つは魔法の装備を見つけることだ。
 スペルキャストを強化するスタッフ、使用者のレベルに応じたライトニングダメージを与える剣、ビースト特攻弓などなど。君主にしか扱えない、ユニークで偉大な一振りの剣(得られる幸運を祈る)、毒武器、クリティカル率が上がるショートソードSlag Teeth、防御を無視するDruss Blade。
 これらはコモン、アンコモン、レア、ユニークウェポンとしている。多くのものが見つかるだろう、プレイヤーにどんどんリプレイしてもらい新しい物を見つけていって欲しい。我々はDiabloスタイルのドロップレートは採用していない。代わりに、特別で面白い何か魔法の武器を、毎回手に入れて欲しい。ゲームの中盤から後半にかけて、チャンピオンを増やしていき、そしてアイテムをシェアして使うか、すべてを一人につぎ込み更に強力にできる。
 これはMODとして解放されている。多くのボーナスを得たり、使用者のレベルによってインパクトが変わったり(レベルごとにライトニングダメージが+1するとか)、特定のクリーチャー・タイプにしかボーナスが発揮されなかったり(条件付きのTraitのゲーム修正の一部扱い)、ダメージを負ったユニット相手の場合、自分より高Statの敵、低Statの敵など。
 しかし、私が気に入っているのは、敵に攻撃がヒットするとスペルが発動する武器だ。これは敵に毒攻撃を行うところから出てきたものだ。単に毒効果の代わりにスペルが発動するだけだ、そう、すべてのスペルを武器にすることができる。(新しいスペル機能については、また後ほど)敵の目が見えなくなるようにする武器、弱体化させる武器、呪いをかける武器、Modderが望めばどんな武器も可能だ。

 このスレッドを読み記事の冒頭で124の武器を多いと感じたとしたとしても、それは単にゲームの一部分でしかなく、そして我々が面白いと思って作った分だけに過ぎない。



#まずは以前小Blog記事に書いた要望点が大幅に取り入れられていて、正直うれしかった。あとはE:WoMでは後半、みんな同じ装備になっちゃう金太郎飴状態も解決、ありがちではあるけどTraitシステムがあることで自由度の高い魔法武器やアイテムの増加、そしてトレハン要素、繰り返しですが派閥毎に基本Statが設定されることで、派閥の差別化がより明確になるのはとてもうれしいです。
 とはいえ、内政、研究(K&E基本+派閥独自と予測)、魔法(毎回しょぼさに落胆させられるエフェクト)、勝利条件、マルチプレイとまだまだありますが、さすがKael、期待しちゃいます。これにShaferの、キャンペーンが載ったらなんか、本当にすごいことになりそうで怖いです。
あ、一番危ないのはAIだった!!!


しかし某フレの喜ぶ仕様になってきたなぁw